インドに来て約5か月がたちました。
職場には日本人もいるし、日本語を教えているので、日本から離れた感覚はあまりないのですが、インド人の同僚や生徒から感じるのは、「やりたいからやる」「やりたくないからやらない」というような自分の意思を尊重するところがあるように思います。
他にも新しいアイデアはとりあえずやってみて、その後の事はその時考えようという、一見無計画なようで、でもそれが上手くいったり、いかなくてもうまいことまとめてしまったり、、そういうことがよく起こります。
だから、たまに見ていてハラハラすることもあるのですが、それも一文化だと思って観察中です。
日本人は自然と人を気に掛ける感覚を持っている気がします。
私は日本人なので日本の「あたりまえ」で本当に無意識のうちに他を見てしまうことがあって、そういう時は様々なことがうまくいかなくなります。それはインド人を見るときだけじゃなく、日本人を見るときもそうなんだなあ、と思います。「あたりまえ」というメガネをはずして、人や物事や自分を見ると、なんでもあり!という気持ちになってきます。
インドは買い物をするとき、例えば10ルピーのチャイを注文して50ルピーを出すと
「チッ!」と舌打ちをされることがよくあります。そして「10ルピーはないのか」ときかれます。「ない」というと今度は大きなため息とともに、「40ルピー」を返してくれます笑
最初は「なんで舌打ちされなきゃいけないんだ!」とイライラしたけれど、最近は少額紙幣を持ち歩くようにしたり、舌打ちされても「そういう日もあるよね」と思うようになりました。日本では舌打ちはネガティブなイメージだけど、こちらの方は比較的よく舌打ちをしていることにも気づきました。
モヤモヤする出来事がある時は、自分の中の「あたりまえ」が物事を自由に見るためのブロックになっていることが多いです。なので一人の時間をとって、自分の気持ちに気づく時間は大切だなあと感じています。