小学生の低学年の時、
学校の図書館で見つけた本があります。
「せいめいのれきし」という本です。
その本のカバーの黄色や、土の匂いのする絵を一目見ただけで好きになりました。
その頃の私は「せいめい」も「れきし」の意味も分からなかったけど、
手に取ってみました。
その絵本は地球の誕生の歴史が描かれていて、
私には衝撃でした。
私が生まれる前に、この地球に人はいなくて、恐竜がいたり、海が大きかったり、
岩が出たり入ったり、動いていたんだ!と驚いたんです。
人が生まれた後も、服や家がシンプルで自然にたくさん囲まれていました。
私が知っている以外にも世界があるんだ、
私が生まれる前も世界はあったんだ・・・
その絵本の中の文章は理解できなかったけど、絵だけで十分伝わってきました。
そしてこの絵本は、その地球の変遷が舞台として描かれていたのです。
読んでいる私は、それを観客としてみている感じです。
舞台の幕が開くと隆起する大地が現れ、また次に幕が開くと恐竜が出現したり、
それがとても面白く、私の世界を拡げてくれました。
大好きで何度も何度も読みました。
大人になってから、母が私にプレゼントしてくれて今は私の部屋にあります。
私たちの人生は宇宙にとってはほんとうに一瞬です。
でもその一瞬のなかに、たくさんのものたちがぎゅっとつまっています。
一瞬ですが、ながい宇宙の歴史のなかで必要な尊い一瞬です。
私たちの人生はこの肉体を借りて、この舞台で生きています。
私はそれを見る、経験する「観客」です。
周りのみんなは、私が経験するために現れています。
ふとしたとき、
この絵本を思い出します。
「舞台を観ている観客が私」
知っている世界から飛び出ることは
わくわくと発見があります^^
Natural Bloom
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