今から10年前に一人でフランスへ旅行に行きました。
2週間の旅で、パリをメインに、ストラスブールへも行きました。
ずっと憧れていたフランスでした。
旅行前はどの通りに何があるか記憶する位、地図をみていました。
少しフランス語も覚えて、(現地ではまったく通じなかったけれど)旅行当日を迎えました。
旅行前半は、見るものすべてが新しく、毎瞬幸せな気分でした。
風景や人の身のこなしや、歩き方全てに感動していました。
それが旅行の後半になるにつれて、何か重たいものが心を覆い始めました。
予定していた町めぐりや名所めぐりも終え、慣れてきた頃でした。
急に退屈な気分になったのです。
ずっと訪れたかった場所にいるのに退屈している自分。
買い物も飽きてしまったし、何かしなければとソワソワしだしました。
来たときは感動していたホステルの窓からの景色をみても、
もう何とも思わない自分にショックを受けました・・!
その時 はっ としました。
風景が変わったんじゃなくて、
私の心が変わったんだ。
私が何を見るか というより
どういう心で見るのか
そういうことをこの旅をきっかけに
見つめ始めました。